268 浮き沈みする気持ち
268 浮き沈みする気持ち
2022年9月
長男が穏やかに生活しているなーと喜んでいたある日、私が娘と仲良く遊んでいると、長男が、
「妹の声しか聞こえないのかよ!」
と怒り出し、自分の部屋の扉を閉め切り、ドアを何度も何度も蹴り始めました。
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長男は基本的に、私が長男を優先しないと嫌がり、自分以外の弟妹が可愛がられる事をとても嫌がる子でした。
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怖がりな次男は私が同じ部屋にいないと発狂して、
「お母さん!お母さん!お母さん!お母さん!お母さん!お母さん!!!」
私に異常に執着し、探し回り、返事をするまで泣いて呼び続けることもよくありました。
私が次男の視界からいなくなると癇癪を起すので、トイレにも、お風呂にも、買い物にも行く事が出来ませんでした。
夏休みは1人でトイレに行けていたのに、学校が始まると1人でトイレに行けなくなったのです。
私が忙しかったり、『もー!自分で行ってよ!』とついて行かないと、その場で漏らしてしまう事もありました。
休日になると朝起きた瞬間からご飯も食べずゲームしかしてない次男と2時になっても起きてこない長男を見て困難な子育てに心が折れそうになる事がありました。
次男は夏休み明けで疲れているのか、
「平日5日間全部学校に行くなんてありえない!」
と言い、行き渋る日が増えていました。
次男と長男の関係がとても良くなっているので、家に長男がいるのに、学校には行きたくない!と言う日もありました。
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私は次男の要望もどこまで聞けばよいのか、どれくらい休みたがったら休ませればよいのか、線引きがとても難しく悩んでいました。
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私は元の性格が、優しく穏やかに子どもと会話をする方ではないので、頑張って言葉を選び、表情を柔らかくするようにし、優しいお母さんを演じており、気を抜く瞬間がないのでとても疲れました。
今頑張って演じている母親像を当たり前にするのには最低でも1年は同じことを頑張ってね、と、M先生に言われていました。
頑張っていても、
「あー、今日は長男の顔をこれ以上見たくない!」
と思ってしまう日もあり、主人がいる時には、さり気なく部屋を離れ1人になれる場所へ逃げる時もありました。