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178 近所の子と少し遊ぶ

178 近所の子と少し遊ぶ 

 

2022年5月初め 
 
 
長男はずっと外には出られず、同じ学校の子達には会いたくない様子で引きこもりがちでしたが、 

 

「外で遊びたい」 

 

「近所の1つ年下の友人と遊びたい」 

 

「お母さん、声をかけてみて」 

 

と言い、その子が遊びに来ることになりました。 

 

・・・

 

しばらくして、その友人が来ると、通学団の子数人が長男を見に来ました。 

 

きっと、遊ぶ約束をした友人が近所の子供たちに、「長男と遊ぶ」と話したのだと思います。 

 

集まってきた顔なじみの子供たちが、長男を遠くから見て、 

 

「あ、いた」 

 

「えーどこどこ」 

 

「本当だ」 

 

「あー久々に見るー」 

 

「本当だいるいるー」 

 

と長男に話しかけるでもなく、それでいて長男に聞こえるほどの大きな声で、物珍しいものを見学するかのように、入れ替わり立ち代わり、長男を見に来ました。 

 

長男は、しばらくの間は遊ぼうとしていましたが、すぐに、顔色が変わり、家の中へ入ってしまいました。 

 

長男を見に来た子供たちに悪気はなく、ただ正直に思ったことを口に出しているだけなのですが、母親の私は、

 

「あー、もう黙って」 

 

「何も言わないで、お願いだから!」 

 

そんな気持ちが止まりませんでした。 

 

・・・

 

家に入ると長男は泣いたり、荒れたりはしていませんでしたが単調に、 

 

「やっぱり、遊ばない」

 

「つまらない」

 

と言い、布団に入り、いつものように動画を見始めました。

 

以前は庭に出る事も出来ず、同学年の子がいると走って逃げ、自分自身の存在を隠していた子が外で友人と遊びたいと思えたことは嬉しい出来事でした。